初期シードの際、持ち逃げを禁止するために全てのピースをアップロードしない方法です |
心ない利用者がダウンロードが完了した瞬間にタスクを停止してしまったりすることがあり、シーダーが何度も同じピースをスウォームに対してアップロードを繰り返さなければならないことがあります。そのようなピアの多いトラッカーを利用しなければならないとき、初期シードが、シードを開始して、90%以上(ファイルサイズが大きいときは99%)アップロードが完了した時点でタスクを一旦停止する方法です。 この状態で、しばらくおくことで、これまでにアップロードしたピースが十分リーチャー間で相互に流通し終えた頃に、残りのピースをアップロードさせて、ファイルを完成させる手法です。 貴重なシーダーの帯域を節約する点で、スーパーシードと同等の効果があると考えられますが、欠点としては、シーダーがラストのピースを放出するまで、「誰も」タスクを完了できないので、すみやかなファイルの配信にはむかない点、シーダー側も寸止めするためにクライアントを操作しなければならない点です。ラストのピースがいつ供給されるかわかりませんので、速やかな配信を狙う場合は、この方法をとらないべきでしょう。 また、シーダーはアップロード帯域をセーブすることで、他の高速回線をもったリーチャーに支援してもらうこともできます。十分絞っておいたり、タスクごとの最大アップロード速度を設定しておくことで、その後の作業への支障を最低限に抑えることができるでしょう。 |