BitCometがお気に召さなかったり、BitCometが不安定だったり、トラッカーにBitCometでの接続を禁止されていたりする場合のために別のクライアントを紹介します。
一つのタスク毎に1つのアプリケーションが起動するタイプ。
BitTorrentプロトコルを提唱した Bram Cohen 氏の率いる BitTorrent 社の提供する、いわゆる本家のクライアントです。Officialとか公式とか言われることもあります。バージョン5までが Python で実装された元々の BitTorrent で、現在の BitTorrent 6 は μTorrent のソースコードベースの模様です。
独自のアルゴリズムによるスーパーシードモードを搭載したクライアントです。
1つのウインドウで複数のタスクを管理できるタイプ。
このサイトで紹介している中国産のクライアントです。インストールが簡単で、速度が出るのが特徴です。最近のバージョンでは総合ダウンローダーとしての性格を持ってきており、その速度最優先の初期設定値と多機能さゆえに昔からのユーザー離れにも繋がっているのが微妙なところです。また、0.60のPrivate Torrentのフラグ処理のバグが原因で接続を禁止されているトラッカーもあります。
なお、スキンを変更した美化版、GANT風、Milk風、水晶風、緑色風や、去600K制限版というのもあるようですが、オープンソースではないのでソースコードをどうしたのか気になるところではあります。
アドウェア等は含まれていない、とのことですが、インストールの設定や、インストール後、タスクペインなどで広告混じりの表示がされることはあります。
「BitCometより軽量」と名高いクライアントです。BitCometのPrivate Torrentのバグの時に一気に乗り換えユーザーを増やした感があります。軽量で余計な機能がないところと、プログラム起動時の初期通信量が控えめなので、玄人に好まれています。BitCometの余計な機能が気になる方にはお薦めです。現在は BitTorrent にもそのソースコードが採用されているらしいです。uTorrent and BitTorrent Join Forces! / BitTorrentがμTorrentを買収へ
日本語化をされている方のウェブログ:nullpage > uTorrent
Javaで書かれていて、MacやLinux等でも利用できるのが特徴のクライアントです。トラッカー機能を内蔵している点も強みで、日本ではBitCometと並んで人気を二分している感があります。Javaをインストールする一手間がかかります。Magnet
Linkというのを解析してタスクに追加できるので、この機能が必要なときは利用することになるでしょう。
最近はMacやLinux等というと、Transmissionの方が人気があるような気もします。
BitCometのアドウェア同梱版のように見えます。BitCometより見かけのバージョンは高そうですが、機能をよく見ると、古いBitCometをベースにしているのがわかると思います。
BitTornadoをベースにし、スーパーシードモードを備えるタスク管理型のクライアントのようです。
Mac用やLinux用として人気があるクライアント。NASアプライアンスにも組み込んで、Webインターフェースで操作できるので、NASにダウンロード/シードをさせておく、というような運用もできそうです。
utorrentの広告を嫌う人が100%フリーを求めて選択しているみたいです。Qt4を使用したインターフェースと、Webインターフェースが特徴のようです。
ブラウザですが、BitTorrentのダウンロードをサポートしているらしいです。
FTPダウンローダーですが、BitTorrentのダウンロードをサポートしているらしいです。
P2Pファイル共有ソフトですが、BitTorrentのダウンロードをサポートしているらしいです。
Wikipedia の BitTorrent の項にもクライアントの一覧があるので、あんまりホンキでリストを網羅する気はありません。