BitComet がトラッカーからのみピア情報を得られるようにして、DHT ネットワークや、ピアエクスチェンジ(ピア情報の交換)によってピアを発見されないようにしたいという場合、 Secure Torrent を利用することができます。
Private Torrent は、最初に指定されたトラッカーにユーザー登録したクライアント間でしかダウンロードをできないようにする機能です。会員制トラッカーからTorrentが流出して、不法にダウンロードされることを防ぎます。
会員制トラッカーでは、アップロード量の義務がありますので、それら会員のアップロード帯域を不法なクライアントに横取りされないように設定されます。
Private Torrent であった場合は、配布元トラッカーにユーザー登録して権利を得なければ、DHTネットワーク経由や、ピア情報交換機能や、他の Public Tracker などから情報が得られないようになっています。
なお、BitComet 0.60において、この機能を適切に取り扱わないバグがありましたので、会員制トラッカーでは、いまだに BitComet の使用を禁じているところや、 DHT ネットワーク機能をもったクライアントすべてが使用できないところがあったりします。そのようなサイトでは説明をよく読んで、許可されているクライアントを使用してください。
Torrent作成時に、「トラッカーからのピアのみを受け付け、DHTネットワークやピアエクスチェンジからのピアを受け付けない(Only accept peers from tracker (No DHT or Peer Exchange))」設定にして、Torrentを作成してください。
詳しくは、Torrent作成 のページを参照してください。
この、オプションは、Torrentファイルにプライベートタグを入れます。そして、これは、AzureusにおけるSecure Torrent(http://azureus.aelitis.com/wiki/index.php/SecureTorrents)と同じ意味です。
トラッカーのHTTPレスポンスに、プライベートキーワードを追加してください。詳細は、Tracker HTTP Protocol も参照してください。
AzureusにおけるSecure Torrent (http://azureus.aelitis.com/wiki/index.php/SecureTorrents)